コネクタ、センサ、半導体製造装置などの独自技術で産業界をけん引『I-PEX60年史』
制作企画の背景・ご要望
「創業からの歴史を資産化し、次世代へ継承する」ことを目的として実施された60周年記念事業の中核事業として社史を編纂。創業期メンバーのほとんどが引退しているため、「先人の努力と知恵の結晶」を記録するラストチャンスという意識が強くありました。
OBへのヒアリングを行い、病床に伏している方には役員がご自宅を訪問して、エポックとなる時期の現場の生き生きとした発想や挑戦のエピソードを発掘・聴取するなど、クライアント自身が積極的にプロジェクトをけん引して制作されました。
また、最適地生産を追及し、北アメリカ・ヨーロッパ・東南アジア・中国・東アジアに展開する同社の国内外の社員がアイデンティティを共有するべく、特に口絵では国内はもちろん、海外拠点から現場社員の集合写真を収集して制作されました。
制作内容・ポイント
同社は、精密金型の製作から創業し、精密プラスチック部品の成形へ、さらに精密プラスチック部品の製造装置・半導体樹脂封止装置の開発・製造へと横展開する一方、HDD用プラスチック精密部品、自動車用部品、精密電子部品に使われるコネクタの製造へと特定市場の深耕をはかり、近年はトルクセンサ・ニオイセンサなど独自技術・特定デバイスを供給するオンリーワン企業へと進化してきました。本誌では沿革編に加えて製品編を設け、エポックとなる製品を紹介するとともに、製品系統樹を掲載しています。専門分野に特化し、国内外に展開する拠点でスペシャリストとして活躍する社員たちが、同社の全体像を知り、自分のいる位置を知ることができる工夫です。
お客様情報
構成要素
口絵/沿革編/製品編/資料/年表
発刊年
2023年(令和5年)
仕様
A4判 160頁 上製、函入り
制作期間
約2年半