周年史というのは漢方薬。
よい周年史は会社の体質改善に役立つ

元・株式会社ダスキン 周年史編纂プロジェクト リーダー
右田昌彦様

公開日:2015/08/12

3年以上にわたる編纂プロジェクトをご担当された右田様

周年史のご担当者になった時の状況

 私の場合、たまたま20年前の周年史でも資料整理を携わり、今回資料収集整理から始める際、20年前の資料・以降継続して整理された広報資料などが残っており、それをベースに収集作業ができ助かりました。継続的に周年史等を編纂する場合にはやはりアーカイブのような機能を持つところがあるといいと思いました。

パートナー会社との連携

 今回編集プロダクション選定では、20年前の周年史編纂の実績と定期的な社内媒体制作の経験からエトレに決まりました。30年以上前から事情を知るプロダクションということで、なにかと安心でしたが、今回思ったことのひとつは、20年前は何もわからず取り組んだ資料の調査、収集整理作業でしたが、むしろエトレにも周年史編纂の前段階とも言える、この作業にもっと踏み込んで一緒に入ってやってもらっていたらよかったという点でした。そうすれば問題意識の共有や作業の連携などがもっと進んだのではないかと思います。

進める上で苦心したこと、喜び

 歴史は事実を記載することは当然ですが、ある程度史観のようなものがないと書き進められない部分があります。今回私は実務のとりまとめ役のような立場で、かなり思うようにさせてもらえて楽しかったのですが、その分会社トップからの指示で進めるわけではないので、同じ事実でもいろいろな立場で解釈が違うことがありました。そういう時には、周年史としてはどういうスタンスで臨み、どのように調整していけばいいかを決め、進めていくのに苦労しました。
 それから、歴史的事実を積み重ねて大きなストーリーにしていく面と、事典のように拾い読みできるようにしていく面を、どのように兼ね備える編纂をしていけばいいか悩みました。

これから周年史を編纂される方へ

 周年史というのは漢方薬みたいなもので、効果を発揮するのに時間がかかり、本当によい周年史だったかどうかは10年後20年後になってわかるものかもしれません。しかしよい周年史は、いつの間にか会社の体質改善に役立っているのではないでしょうか。
 周年史に向いているのは、一つ一つの資料を整理する地道なことが苦にならない、同時にものごとを長い目で俯瞰できるような人ではないかと思います。

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